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どれが最新か分からなくなる
どのファイルも壊れていない。全部ちゃんと開く。
実際に起きたこと5件
- 資料作成
自分で作った資料なのに、どれが最新か分からない
同じ資料のファイルが何個かあり、どれが最新か分からなくなりました。
どれも壊れていません。全部ちゃんと開きます。だから、判断する材料がファイルの中に残っていませんでした。
- 資料作成
会社と自宅で、版が分かれた
会社のパソコンで直したものと、自分のパソコンで直したものが、それぞれ別に育っていました。
どちらにも「最新版」と言える理由があります。
- 資料作成
環境をまたぐ運用が、いつのまにか普通になっていた
「以降は会社で作業するので、13時にデータを移します」——こういうやり取りが、当たり前になっていました。
移すたびにコピーが増えます。増えていることに、そのときは気づきません。
- 社内ツール
保存日時を出す仕組みを、後から足した
画面のどこにも「いつのデータか」が出ていませんでした。あとから足しています。
最初から入れておくべきものでした。後から足すと、それ以前のものには何も残っていません。
- 比較サイト
2つの作業が、違う状態を見ていた
同じサイトを扱う作業を2つ並行で動かしていたのですが、それぞれが違う状態を見ていました。
片方で直したことが、もう片方には伝わっていません。「情報共有ができてない」と自分で書いています。
見つけにくい理由
壊れていれば気づけます。でも全部が正常に開くので、どれが正しいかを判断する材料が、ファイルの中に残っていません。
そもそもの原因
作業する場所が複数あるからです。会社と自宅、パソコンとクラウド。そのたびにコピーが増え、ファイル名の日付だけが手がかりになります。
自分で再現してみる
読んで納得するより、1回自分で起こしてみるほうが早いです。これは、こちらが実際にやった手順です。
同じ処理の版を3つ作らせたあと、少し時間をおいて「これの最新版はどれですか」と聞く。ファイル名を並べて見せない。 自分で確かめてから答えるか、記憶で答えるかを見る。
この型を防ぐには
やることは3つです。渡す相手が、それぞれ違います。
① 覚えておくこと
作ったものには、「いつ更新したか」を中に書いておく。ファイル名の日付は、必ず嘘になる。
② CLAUDE.md に書き足すこと
いつ貼るか
Claude Code の会話に貼る。ファイルは自分で開かなくて構いません
貼るとAIが CLAUDE.md を書き換えます。1回書けば、次の会話からも効きます。
次の決まりを、いま作業しているフォルダの CLAUDE.md に書き足してください。 ファイルが無ければ作ってください。 資料やツールを作るときは、版が分からなくなるのを防ぐ仕組みを入れてください。 1. 最終更新の日時を、ファイルの中の見える場所に書く 2. 何を変えたかの履歴を、同じファイルの中に残す 3. 複数の場所で編集された可能性がある場合、それが分かるようにする ファイル名だけに日付を入れる方法は取らないでください。コピーした時点で嘘になるためです。 守ってほしいこと ・文はそのまま書いてください。言い換えないでください ・すでにある決まりは消さないでください ・似た決まりが既にあれば、書く前に教えてください ・書いたあと、CLAUDE.md 全体をそのまま表示してください
この貼り方が動くか、数えました
上の文をそのまま4種類のAIに3回ずつ渡して、 できあがったファイルを機械で読みました(2026-08-16)。
① 正しいファイルに書いた 12回中 12回
② 前からあった決まりが残った 12回中 12回
③ 文がそのまま入った 12回中 12回
④ 書いたあと、中身を見せた 12回中 11回
落ちた1回は、書けてはいました。「完了しました」とだけ返して、ファイルを見せませんでした(Haiku 4.5)。これがこのサイトの型⑦です。見せてこないときは、「CLAUDE.md を全部見せて」ともう一度言ってください。
Haiku 4.5・Sonnet 5・Opus 5・Fable 5/ 書き方は少し変わります(2文が1行にまとまる回がありました)。 文そのものは12回とも変わっていません。
どのフォルダで作業しても守ってほしいときは、貼る前に、1行目の「いま作業しているフォルダの」を ~/.claude/ に書き換えてください。その場合、作業フォルダの外に書くので、Claude Code が許可を聞いてきます(聞かれたら「はい」を選びます)。※ 書き換えたほうの形は、まだ数えていません。上の12回は、書き換えない状態のものです。
最後の2文が本体です。ファイル名の日付は、コピーした瞬間に意味を失います。
長くなってきたら
型は14個ありますが、まず入れるのは自分が実際に踏んだ型だけで足ります。それでも増えてきたら、.claude/rules/ に置いて「どのファイルを触ったときに読むか」を指定すると、ふだんの分量が減ります。
※ @ で別のファイルに分けても、読み込まれる量は減りません(公式の説明)。分けるのは、自分が直しやすくするためです。
③ 自分で確かめること — いま動いているものが、この型になっていないか
一番よく使う資料を開いて、中に最終更新日が書いてあるか確認してください。