AI係長AI係長yuuの引き継ぎ書AIでうまくいった話は、ここにはありません。

07

静かに止まる

画面は普通に開く。エラーも出ない。データだけが古い。

実際に起きたこと3

  • 集計ツール

    10日以上前から、止まっていた

    毎日決まった時刻に自動でデータを取ってくる仕組みを動かしています。ある日ふと見たら、10日以上前の日付で止まっていました。

    画面は普通に開きます。エラーも出ていません。データだけが古い。しかも、こちら側の不具合なのか、データを出している側の問題なのかも、見ただけでは分かりませんでした。

  • 集計ツール

    今日の分はあるのに、数日前だけ抜けていた

    全部止まっていれば気づけます。今日の分がちゃんと入っていると、動いているように見えます。

    一部だけ抜けているのが、いちばん気づきにくい形でした。

  • 比較サイト

    作ったサイトが、検索に出てこなかった

    公開したあと、自分で検索してみたら出てきませんでした。

    サイト自体は正常に動いています。ただ、誰にも届いていなかった。動いていることと、届いていることは別でした。

なぜ気づけないのか

止まったことは、止まった側からは分かりません。そして毎日見ている画面ほど「いつもと同じ」に見えて、疑わなくなります。

なぜ起きるのか

自動で動くものには、動いた記録が残らないことが多いからです。成功しても失敗しても、画面には何も出ません。

この型を防ぐには

やることは3つです。渡す相手が、それぞれ違います。

① 覚えておくこと

自動で動くものには、「最終更新はいつか」を画面に出す。ファイル名の日付は、必ず嘘になる。

② AIに渡すこと — 作業を頼むときに、これも一緒に貼る

そのまま貼れるプロンプト
この自動処理に、止まったことに気づける仕組みを足してください。

1. 最後に成功した日時を、画面の見やすい場所に常に表示する
2. 前回から一定時間以上あいていたら、画面上で分かるようにする
3. 途中で失敗した場合も、記録を残して次回に持ち越さない

「何も表示されない=正常」という作りにはしないでください。止まっているのか、正常なのかが、見ただけで分かるようにしてください。

最後の2文が本体です。多くの仕組みは「異常時だけ知らせる」作りになっていて、その仕組み自体が止まると誰も気づけません。

③ 自分で確かめること — いま動いているものが、この型になっていないか

自動で動いているものを開いて、最終更新日が画面のどこかに出ているか確認してください。

一覧に戻る