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静かに止まる
画面は普通に開く。エラーも出ない。データだけが古い。
実際に起きたこと3件
- 集計ツール
10日以上前から、止まっていた
毎日決まった時刻に自動でデータを取ってくる仕組みを動かしています。ある日ふと見たら、10日以上前の日付で止まっていました。
画面は普通に開きます。エラーも出ていません。データだけが古い。しかも、こちら側の不具合なのか、データを出している側の問題なのかも、見ただけでは分かりませんでした。
- 集計ツール
今日の分はあるのに、数日前だけ抜けていた
全部止まっていれば気づけます。今日の分がちゃんと入っていると、動いているように見えます。
一部だけ抜けているのが、いちばん気づきにくい形でした。
- 比較サイト
作ったサイトが、検索に出てこなかった
公開したあと、自分で検索してみたら出てきませんでした。
サイト自体は正常に動いています。ただ、誰にも届いていなかった。動いていることと、届いていることは別でした。
見つけにくい理由
止まったことは、止まった側からは分かりません。そして毎日見ている画面ほど「いつもと同じ」に見えて、疑わなくなります。
そもそもの原因
自動で動くものには、動いた記録が残らないことが多いからです。成功しても失敗しても、画面には何も出ません。
自分で再現してみる
読んで納得するより、1回自分で起こしてみるほうが早いです。これは、こちらが実際にやった手順です。
毎日データを取ってくる処理を書かせる。そのあと「取得先が3日間応答しなかった場合、この処理はどう振る舞いますか」と聞く。「止まって知らせる」と答えるか、「前のデータのまま動く」と答えるか。 実装を読んで、答えと合っているかも見る。
この型を防ぐには
やることは3つです。渡す相手が、それぞれ違います。
① 覚えておくこと
自動で動くものには、「最終更新はいつか」を画面に出す。ファイル名の日付は、必ず嘘になる。
② CLAUDE.md に書き足すこと
いつ貼るか
Claude Code の会話に貼る。ファイルは自分で開かなくて構いません
貼るとAIが CLAUDE.md を書き換えます。1回書けば、次の会話からも効きます。
次の決まりを、いま作業しているフォルダの CLAUDE.md に書き足してください。 ファイルが無ければ作ってください。 自動で動く処理を作るときは、止まったことに気づける仕組みを一緒に入れてください。 1. 最後に成功した日時を、画面の見やすい場所に常に表示する 2. 前回から一定時間以上あいていたら、画面上で分かるようにする 3. 途中で失敗した場合も、記録を残して次回に持ち越さない 「何も表示されない=正常」という作りにはしないでください。止まっているのか、正常なのかが、見ただけで分かるようにしてください。 守ってほしいこと ・文はそのまま書いてください。言い換えないでください ・すでにある決まりは消さないでください ・似た決まりが既にあれば、書く前に教えてください ・書いたあと、CLAUDE.md 全体をそのまま表示してください
この貼り方が動くか、数えました
上の文をそのまま4種類のAIに3回ずつ渡して、 できあがったファイルを機械で読みました(2026-08-16)。
① 正しいファイルに書いた 12回中 12回
② 前からあった決まりが残った 12回中 12回
③ 文がそのまま入った 12回中 12回
④ 書いたあと、中身を見せた 12回中 11回
落ちた1回は、書けてはいました。「完了しました」とだけ返して、ファイルを見せませんでした(Haiku 4.5)。これがこのサイトの型⑦です。見せてこないときは、「CLAUDE.md を全部見せて」ともう一度言ってください。
Haiku 4.5・Sonnet 5・Opus 5・Fable 5/ 書き方は少し変わります(2文が1行にまとまる回がありました)。 文そのものは12回とも変わっていません。
どのフォルダで作業しても守ってほしいときは、貼る前に、1行目の「いま作業しているフォルダの」を ~/.claude/ に書き換えてください。その場合、作業フォルダの外に書くので、Claude Code が許可を聞いてきます(聞かれたら「はい」を選びます)。※ 書き換えたほうの形は、まだ数えていません。上の12回は、書き換えない状態のものです。
最後の2文が本体です。多くの仕組みは「異常時だけ知らせる」作りになっていて、その仕組み自体が止まると誰も気づけません。
長くなってきたら
型は14個ありますが、まず入れるのは自分が実際に踏んだ型だけで足ります。それでも増えてきたら、.claude/rules/ に置いて「どのファイルを触ったときに読むか」を指定すると、ふだんの分量が減ります。
※ @ で別のファイルに分けても、読み込まれる量は減りません(公式の説明)。分けるのは、自分が直しやすくするためです。
③ 自分で確かめること — いま動いているものが、この型になっていないか
自動で動いているものを開いて、最終更新日が画面のどこかに出ているか確認してください。