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環境依存
自分のパソコンでは、完璧に動いている。
実際に起きたこと5件
- 社内ツール
最初に決めたのは、機能ではなくセキュリティだった
社内で使うツールを作るとき、いちばん最初に置いた要件がこれでした。「会社のセキュリティに引っかからないこと」「会社で使えるブラウザで動くこと」。
ここを外すと、どれだけ高機能でも社内では使えません。そして後から直すと、作り直しになります。
- 社内ツール
許可を取る前に、どこが論点になるか洗い出した
社内で使う許可を取るとき、必ず聞かれる部分があります。外部に何を送っているか、どんなソフトが要るか。
先に洗い出しておくと、話が早く進みます。聞かれてから調べると、そのぶん止まります。
- 書類作成
別のツールでも、最初に同じ心配をした
書類の集計を自動化するツールを作るときも、着手前に「セキュリティ面のハードルは高くないか」を聞いています。
社内で使うものを作るときは、毎回ここが最初の関門になります。
- 社内ツール
手元では通る手順が、別の場所では通らなかった
自分のパソコンでは動く手順を、そのまま別の環境で実行したら、うまくいきませんでした。
自分の環境は、何年もかけて自分に合うよう育っています。他の人の環境とは、もう別物になっていました。
- 社内ツール
モニターの向きで、警告が出た
画面の大きさを確認する仕組みを入れていたのですが、縦置きのモニターをつないでいると警告が出ました。
見ているのは横置きのほうなので実害はありませんが、想定していた画面の形が1種類だけだった、ということです。
見つけにくい理由
自分の環境でしか試していないからです。そして自分の環境は、何年もかけて自分に合うよう育っています。他の人の環境とは、もう別物になっています。
そもそもの原因
動かすために必要なものが、いつの間にか自分のパソコンだけに入っているからです。会社のパソコンには、そもそも入れられないものもあります。
この型を防ぐには
やることは3つです。渡す相手が、それぞれ違います。
① 覚えておくこと
社内で使うものは、機能より先に「会社の環境で動くか」を決める。後から直すと作り直しになる。
② CLAUDE.md に書き足すこと
いつ貼るか
Claude Code の会話に貼る。ファイルは自分で開かなくて構いません
貼るとAIが CLAUDE.md を書き換えます。1回書けば、次の会話からも効きます。
次の決まりを、いま作業しているフォルダの CLAUDE.md に書き足してください。 ファイルが無ければ作ってください。 会社で使うものを作るときは、作り始める前に次を確認させてください。 1. 動かすために必要なもの(ソフト・設定・権限)を全部挙げる 2. そのうち、会社のセキュリティ方針で禁止されやすいものはどれか 3. 外部に通信する箇所があれば、どこへ何を送っているか 4. 会社の標準ブラウザで動くか。動かない場合の代案 作り始める前に知りたいので、今の時点で分かる範囲で答えてください。 守ってほしいこと ・文はそのまま書いてください。言い換えないでください ・すでにある決まりは消さないでください ・似た決まりが既にあれば、書く前に教えてください ・書いたあと、CLAUDE.md 全体をそのまま表示してください
この貼り方が動くか、数えました
上の文をそのまま4種類のAIに3回ずつ渡して、 できあがったファイルを機械で読みました(2026-08-16)。
① 正しいファイルに書いた 12回中 12回
② 前からあった決まりが残った 12回中 12回
③ 文がそのまま入った 12回中 12回
④ 書いたあと、中身を見せた 12回中 11回
落ちた1回は、書けてはいました。「完了しました」とだけ返して、ファイルを見せませんでした(Haiku 4.5)。これがこのサイトの型⑦です。見せてこないときは、「CLAUDE.md を全部見せて」ともう一度言ってください。
Haiku 4.5・Sonnet 5・Opus 5・Fable 5/ 書き方は少し変わります(2文が1行にまとまる回がありました)。 文そのものは12回とも変わっていません。
どのフォルダで作業しても守ってほしいときは、貼る前に、1行目の「いま作業しているフォルダの」を ~/.claude/ に書き換えてください。その場合、作業フォルダの外に書くので、Claude Code が許可を聞いてきます(聞かれたら「はい」を選びます)。※ 書き換えたほうの形は、まだ数えていません。上の12回は、書き換えない状態のものです。
「3」は、社内で許可を取るときに必ず聞かれます。先に用意しておくと話が早く進みます。
長くなってきたら
型は14個ありますが、まず入れるのは自分が実際に踏んだ型だけで足ります。それでも増えてきたら、.claude/rules/ に置いて「どのファイルを触ったときに読むか」を指定すると、ふだんの分量が減ります。
※ @ で別のファイルに分けても、読み込まれる量は減りません(公式の説明)。分けるのは、自分が直しやすくするためです。
③ 自分で確かめること — いま動いているものが、この型になっていないか
作ろうとしているものが、会社の標準ブラウザで動くかを、先に確認してください。
この型は、上のプロンプトでも解けきりませんでした。どこまで解けて、どこから先が解けないかはこちらにまとめています。