AI係長AI係長yuuの引き継ぎ書AIでうまくいった話は、ここにはありません。

決まりのファイルは、どこに何という名前で置くのか

AIに毎回守ってほしいことがあるとき、決まりを書いたファイルを1つ置いておけば、会話を始めるたびに読んでくれます。

ただ、置き場所と名前を間違えると、読まれません。しかも読まれなくてもエラーは出ないので、気づけません。

よく聞かれる4つを、実際に置いて確かめました。

01

どこに置けばいいのか

こう困る

資料をまとめたフォルダに置いた。プロジェクトの奥のフォルダに置いた。それでも読まれていない。

答え

AIを起動するフォルダに、直接置きます。

全部のプロジェクトで守ってほしいことは、 自分用の設定フォルダ(~/.claude/)に1つ置きます。

なぜそう言えるか

基準は「AIを起動した場所」です。

パソコン全体
  自分の設定フォルダ  ~/.claude/CLAUDE.md   ← 全プロジェクトで読まれる
    書類
      プロジェクトのフォルダ    ★ここで起動する
        ├ CLAUDE.md          ← 起動した瞬間に読まれる
        ├ 資料/               ← 下のフォルダ
        └ 記録/               ← 下のフォルダ

起動した場所と、そこより上のフォルダにあるものは、全部読まれます。そして上書きされません。つなげて読まれます。

下のフォルダに置いたものは、起動時には読まれません。そのフォルダの中のファイルを開いたとき、はじめて読み込まれます。 さらに、会話が長くなって内容が圧縮されたあとは、戻ってきません。

中身がぶつかったときは、どちらが選ばれるか決まっていません。ぶつかる決まりを2か所に置かないのが、唯一の対策です。

02

中身は日本語で書いていいのか

こう困る

英語で書いたほうが伝わるのではないか。 日本語だと守ってもらえないのではないか。

答え

日本語でかまいません。 44回中44回

なぜそう言えるか

日本語で書いた決まりを1つ置いて、関係のない質問をして、守られるかを数えました。

別々の会話から確かめて        12回中 12回
同じ会話を8往復続けても      4種類のAIすべてで 8回中 8回

1回も落ちませんでした。日本語で書けない、ということはありません。

2026-08-15Haiku 4.5・Sonnet 5・Opus 5・Fable 5

03

ファイルの名前は自由か

こう困る

仕様書.md マニュアル.md を作って置いた。読んでくれていない。

答え

自動で読まれる名前は、決まっています。

CLAUDE.md だけ

なぜそう言えるか

4通り置いて、決まりが守られるか数えました。

RULES.md    を置いた                    4モデル中 0   ✕
AGENTS.md   を置いた                    4モデル中 0   ✕
CLAUDE.md   を置いた                    4モデル中 4   ○
.claude/rules/ の中(名前は自由)         4モデル中 4   ○

別のファイルに分けたいときは、CLAUDE.md から名前を書いて呼び出します。そのとき、呼び出すファイルの名前は英字にしてください。

CLAUDE.md に「@spec.md」と書いた      4モデル中 4   ○
CLAUDE.md に「@仕様書.md」と書いた    4モデル中 0   ✕

日本語の名前だと呼び出せません。そして呼び出せなくてもエラーは出ません。呼んだつもりのまま、中身は届いていません。

日本語のファイル名は、日本人なら普通に付けます。そして実際、この名前を付けたのはAI自身でした。先に決めておかないと、AIが日本語で名前を付けます。

決め方

AIに毎回読ませたいもの → 英字(spec.md / notes.md)

自分が読むためのもの → 日本語でよい(その都度こちらから渡す)

04

どれくらい書いていいのか

こう困る

増やしていくうちに長くなった。長すぎると守られなくなるのではないか。

答え

目安は200行までとされています。

ただし何行で守られなくなるかの数字は、見つかりませんでした。私たちもまだ測っていません。

なぜそう言えるか

公式の説明では「1つのファイルは200行以内を目標に。 長いファイルは守られにくくなる」とされています。ただし、何行で何割落ちるという数字は書かれていません。

手元には288行と300行のファイルがありますが、いまのところ困ったことは起きていません。ただし、測っていないので分かりません。

長くなってきたときの、いまできる対策

  • 決まりと、その理由を分ける。決まりは毎回要るが、理由は見返すときにしか要らない
  • 「いつ読むか」で分ける。分けるだけでは軽くなりません。全部読まれます
  • .claude/rules/に置いて、対象のファイルの種類を指定すると、そのファイルを触ったときだけ読まれます(実測で確認済み)

ここは、これから測ります。「何行まで大丈夫か」の数字が出たら、このページに追記します。

共通しているのは、これです

読まれていなくても、エラーは出ません。置いたファイルは目の前にあり、中身も正しく書けています。ただ届いていないだけです。

そしてAIは「そのファイルは読んでいません」とは言いません。読んでいない前提で、それらしく答えます。

→ 型①「静かに間違う」

決まりは、どこに置けば残るのか

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