CLAUDE.md — AIに決まりを覚えさせる場所
AIに「専門用語は使わないで」と頼む。次の日、また使われる。また同じことを言う。
会話で言ったことは、その会話が終わると消えるからです。次に開いた会話には、何も残っていません。
結論
CLAUDE.md という名前のファイルを1つ置けば、
会話をまたいで守られます。
実測 44回中 44回(4種類のAIで、別々の会話と長い会話の両方)
ただし置き場所と名前を間違えると、読まれません。読まれなくてもエラーは出ないので、気づけません。
何を、どこに置くか
どのフォルダで作業しても、ずっと守ってほしいこと
→CLAUDE.mdという名前のファイルを、自分用の設定フォルダの中(下で説明します)
例:「私はプログラムが書けません。手順は噛み砕いて説明して」
★まずここ。パソコン1台につき1つ
この作業では、ずっと守ってほしいこと
→CLAUDE.mdという名前のファイルを、いま作業しているフォルダの中に、そのまま置く
例:「このツールを直したら、説明書も同じ作業の中で直して」
作業ごとに1つ
その作業のあいだだけのお願い
→ 会話でそのまま言う。ファイルは作らなくていい
例:「今日はこのCSVだけ見て」
会話が終われば消えます。消えていいものは、これで足ります
「自分用の設定フォルダ」は、どこにあるのか
どこでもよいわけではありません。決まった1か所です。
Windows
C:\Users\(あなたの名前)\.claude\CLAUDE.md
Mac
/Users/(あなたの名前)/.claude/CLAUDE.md
説明の中で ~/.claude/ と書かれていたら、この場所のことです。
このフォルダは、ふだんの画面には出てきません。名前が「.」(ドット)で始まるものは、隠されているからです。
探さなくても大丈夫です。Claude Code に「全部の作業で守ってほしいことを CLAUDE.md に書いて」と頼めば、 正しい場所に作ってくれます。
※ Windows は手元に環境が無いため、自分では試していません(公式の説明にある場所です)
作り方(1分)
- 1. Claude Code に「このフォルダに CLAUDE.md を作って」と頼むこれがいちばん早いです
- 2. 自分で作るなら、メモ帳やテキストエディットで CLAUDE.md という名前のファイルを作り、守ってほしいことを書く
- 3. 中身は日本語でかまいません日本語で書いた決まりが、44回中44回守られました
では、何を書けばいいのか
自分が実際に困ったことを、そのまま書きます。「専門用語には言い換えを付けて」「日付は自分で確かめて」のように。
このサイトには、詰まりの型ごとにそのまま書き足せる文を置いています。実際に効いたことを数えてあります。
書くと、こう変わりました
「あなたの知識がいつ時点のものか、必ず断ってください」と書いた場合
料金を聞いて、「いつ時点の情報か」を断ってから答えたかを数えました(Haiku 4.5)。
書く前 5回聞いて、断ったのは 1回
書いたあと 3回聞いて、3回とも断った
断らないほうが危ないのは、古い金額を、堂々と言い切ってくるからです。
「専門用語には、初めて出てくるところで言い換えを付けて」と書いた場合
作ったものを公開する手順を聞いて、1回の答えの中に、説明なしの専門用語がいくつ出たかを数えました(4種類のAIで3回ずつ)。
書く前 1回の答えに 6.7〜10.3語
書いたあと 0〜2語
2026-08-15/Haiku 4.5・Sonnet 5・Opus 5・Fable 5
フォルダに直接置くなら、名前は CLAUDE.md だけ
作業フォルダにそのまま置いて読まれるのは、この名前だけです。 RULES.md でも 仕様書.md でも読まれませんでした。
ただし、.claude/rules/ というフォルダの中に入れれば、名前は何でもかまいません(日本語の名前でも読まれました)。「置くだけで読まれる名前」は、正確にはこの2通りです。
| ファイル名 | 保存場所 | 読まれるか | 何を書くか |
|---|---|---|---|
| CLAUDE.md | ~/.claude/ | ○どのフォルダで作業しても毎回 | 自分についての前提 |
| CLAUDE.md | 作業フォルダの直下 | ○そのフォルダで作業するとき毎回 | その作業の決まり |
| CLAUDE.md | 作業フォルダより下(サブフォルダ) | △そのフォルダのファイルを開いたときだけ | 分けたい決まり(消えやすい) |
| 何でもよい日本語の名前でも可 | .claude/rules/ の中 | ○毎回 | 決まりを分けたもの |
| 英字の名前spec.md / AGENTS.md など | どこでも | △置くだけでは読まれない。CLAUDE.md から呼び出せば読まれる | 決まりを分けたもの |
| 日本語の名前仕様書.md など | どこでも | ✕★呼び出しても読まれない | 人が読むメモ・記録 |
2026-08-15/Haiku 4.5・Sonnet 5・Opus 5・Fable 5
どれくらい書いていいのか
公式の説明では1つのファイル200行以内が目安とされています。長いと守られにくくなる、と。
ただし、何行で何割落ちるという数字は見つかりませんでした。私たちもまだ測っていません。手元でいちばん長い決まりのファイルは288行ですが、いまのところ困ったことは起きていません。
数字が出たら、このページに追記します。
長くなってきたら、減らし方は2つ
- 1. 入れる型を選ぶ。このサイトには型が14個ありますが、 入れるのは自分が実際に踏んだものだけで足ります
- 2. .claude/rules/ に置いて、 「どのファイルを触ったときに読むか」を指定する。指定した対象を触ったときだけ読まれるので、ふだんの分量が減ります
★「@ で別のファイルに分ける」は、ここには入りません。 分けても、読み込まれる量は1行も減らないからです。公式の説明にも 「整理には役立つが、読み込む量は減らない。呼び出したファイルも最初に読み込まれる」 とあります。分けるのは、自分が直しやすくするためです(次の項目)。
別のファイルに分ける
中身を別のファイルに移せます。 「サイトの決まり」「文章の決まり」のように分けておくと、直すときに探しやすくなります。
ただし、分けただけでは読まれません。CLAUDE.md から「呼び出す」1行が要ります。
「呼び出す」とは
CLAUDE.md の中に、@ を付けてファイル名を1行書くことです。それだけです。
CLAUDE.md(中身)
# このフォルダでの決まり @spec.md
↓ この1行があると
spec.md(中身)
# 仕様書 専門用語には、初めて出てくるところで 言い換えを付けてください。
spec.md の中身も、CLAUDE.md の一部として読まれます。
呼び出す名前は、英字にしてください。 @spec.md は4種類とも読まれましたが、 @仕様書.md は1つも読まれませんでした。 そして読み込めなくてもエラーは出ません。
日本語のファイル名は、日本人なら普通に付けます。そして実際、この名前を付けたのはAI自身でした。先に決めておかないと、AIが日本語で名前を付けます。
書いたあと、どう増やすか
ここまでで、1つ書けました。実際には、使いながら少しずつ増えていきます。最初から全部そろえる必要はありません。
決まりは、育てていくもの
増やし方が3つあります。どれも、自分でファイルを開かなくて済みます。詰まったときに貼る/区切りごとにAIから聞かせる/ときどき点検してもらう。 それぞれ数えた結果を載せています。